ばらばらにして、ね。コミュニケーション。(めも)

バス停に20分も早くついてしまって短いコートでぬくぬくできないでいたら、(寒かった)大声で話しながら小学校高学年から中1の男子が歩いてきた。あの年代独特のけだるさのある話し方でなくてやけに滑らかで整然とした話しかた。でも話し方のわりにテンションが高くて、声は大きい。散らばって歩いてなくてきちんと3人横に揃って話してた。みんな成長期前なのか肩も腰も細くて顔立ちは整っててジーンズにジャケットを着てやけに色白でシンプルな格好のわりにバックはそろって女ものだった。ひっそり耳をたててると一人称が「あたし」だった。しばらくして2人やってきたけどやっぱりその子たちもからだだけが男の子みたい。あの子たちばらばらのバックを見せ合って笑ってた。長く生きれば共有してると思っていたいくつかのただ一つが揃わなくてぶれてしまうときもあるかもしれないのに、からだの外にある辻褄をあわせて楽しくて。笑ってて田舎のバス停が、やけに眩しかった。