びびり

春になってから、断続的にピンクが破れて変色してる映像が 浮かんでは消える。気温のせいかと思ったんだけど、それは空気の重さのせいだと思う。仕方なくふわふわのワンピースを探しにパルコへ。しかし、ピンクと黒のストールから目が離せない。さっきバスに乗る前に、桜を見た。念願だった。所沢では見た。けれど、どうしても松本で見たかったんだ。そして、あの映像はやっと軽減されたのだ。わたしは二分咲きの桜を見て、愛しいと思った。それは執着に近いものだと覚えた。まだ散らないのですね。わたしは、半年詩のモチーフを全部捨ててそれに没頭してみた。それは看護であったり、家事であったり、音楽だったり。その後のことを書くとしたら もう愛しさしか残っていない。薄々きづいていたのに、ぼろぼろになったわたしに恋人は、子どもが産めば大丈夫だといってくれた。