カタカナを習っていなかったからか愛着がない転校生。よくやったよく

死にたいって言われた、いっぱい。精神科の閉鎖病棟で。死にたい死にたいって歌を作って歌ってみせてくれた人もいた。わたしは笑ってから、ベッドサイドにしゃがんで彼女の妄想や幻覚の話なんかをただ聞いた。していけないことは大方決まっていて、できることなんて限られててね。していけないことを遂行しそうになってやっと困難に気づいて。わたしの無力感はやっぱり毅然として、相手側に置いておく。どうしてか癒やしだっだ。実習が終わって、家に帰ってずっと泣いてた。彼がわたしのそういうしょうもないところに、少しあきれながらずっと電話をつないで聞いていてくれた。